お見合いのプロフィールに年収を書くとき、この数字で足りているのかと手が止まったことはないですか?
そこで今回は「年収別の有配偶率から考える、30〜40代男性が今すべき判断」をテーマに、公的な統計で年収と結婚の関係を整理し、今の年収のまま決められる判断を1つに絞って解説します。
自分の婚活と照らし合わせながら、最後まで読んでみてください。
年収別の有配偶率で見る30〜40代男性の現在地

まず、配偶者がいる人の割合を示す有配偶率を見ていきましょう。
年収が高い男性ほど結婚しているのは本当?

30〜40代男性では、個人年収が高い層ほど有配偶率が高い傾向があります。
労働政策研究・研修機構『若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状④』(2025年11月)は、総務省の令和4年就業構造基本調査を集計し、30〜34歳男性の有配偶率を年収300万円台で42.6%、500万円台で65.9%と示しました。35〜39歳では50.7%と74.9%、40〜44歳では55.8%と77.0%です。
年収500万円を超えると有配偶率の伸びはどうなる?

有配偶率の伸びは、年収500万〜600万円台を境に緩やかになります。
35〜39歳では、300万円台から400万円台、400万円台から500万円台でそれぞれ12.1ポイント上がる一方、600万円台から700万円台は1.1ポイントの差です。30〜34歳では700万円台の77.2%に対し、800万円台は65.7%でした。
ただし40〜44歳では、900万円以上の90.6%まで上がり続けます。
年収を上げれば結婚できると言えないのはなぜ?

年収と有配偶率の関係は相関であり、年収を上げた人ほど結婚しやすくなるという因果までは示していません。研究機構も、30代前半の男性は前回の調査と比べて800万円以上の高所得層でも有配偶率が下がっているとして、「低収入以外の要因の影響も大きい」と推測しています。
当相談所の成婚者の声11件でも、活動期間の記載がある10件は2.5〜8ヶ月に分かれ、年収500万円の30歳男性が4ヶ月で成婚した例もあります。
経済力を見る女性が年収の奥で知りたい家計の安全性

次に、女性側の見方を確かめましょう。
女性は結婚相手の経済力をどこまで重視している?

結婚の意思がある独身女性の9割超が相手の経済力を考えに入れていますが、最も多く挙げた条件は人柄でした。
国立社会保障・人口問題研究所『第16回出生動向基本調査』(2021年)では、経済力を「重視する」か「考慮する」と答えた女性が91.6%、人柄は98.0%、家事・育児の能力や姿勢は96.5%でした。なお対象は18〜34歳の未婚者で、30代後半以降は調査の範囲外です。
年収の数字だけでは相手の不安が消えない理由

年収は家計の入口にすぎず、支出や貯蓄の様子が見えなければ、相手は結婚後の暮らしを思い描けません。同じ年収600万円でも、毎月の貯蓄が続いている人と手元にほとんど残らない人とでは、安心感が違います。
趣味の話からも、相手はお金の使い方を見ているかもしれません。年収の高さより、暮らしの回し方を伝えるほうが相手の判断材料になります。
共働きか片働きかを決めていないとどこでつまずく?

共働きを前提にするかが決まっていないと、仮交際で将来の話になったときに答えが揺れ、相手は判断できません。仕事を続けたいと言われて「どちらでもいいですよ」とだけ返すと、柔軟に見えて何も考えていないように聞こえることがあります。
自分の前提を先に決めておけば、相手の希望と照らし合わせて話を進められるはず。
判断の基準は1つだけで、年収以外の数字で家計の安全性を説明できるかどうかです。
今週末までに、
- 手取りの月額
- 固定費
- 毎月の貯蓄額
- 共働きと片働きそれぞれの月の収支
をA4用紙1枚に書き出し、次のお見合いで暮らしの話が出たら30秒で答えられるようにしておきましょう。
今の年収のまま家計の見通しを1枚にまとめる手順

ここからは、1枚に書く中身を順に見ます。
1枚に書き出す数字は何から決めればいい?

最初に書くのは手取りの月額と固定費で、この2つが分かれば毎月いくら残るかが見えてきます。
固定費は家賃、通信費、保険料など、毎月ほぼ同じ額が出ていくものです。手取りから固定費を引いた残りが食費や交際費、貯蓄に回せるお金になります。貯蓄額は通帳やアプリの実際の動きから書いてください。
共働きと片働きの2パターンを並べて書く

共働きと片働きの2列を作ると、相手の希望がどちらでも同じ紙で話せます。
共働きの列は相手の手取りが加わる前提とだけ書き、片働きの列には自分の手取りだけで回る暮らしの水準を入れておきましょう。結婚前に確かめておきたいお金の項目は、結婚前に知っておきたいお金の話をまとめた記事でも整理しています。
家計の話はお見合いのどの場面で出せばいい?

家計の1枚は自分から広げて見せるものではなく、相手に結婚後の暮らしを聞かれたときに答えるための準備です。
住みたい地域を聞かれたら、通勤しやすい路線と、家賃はこのくらいまでと考えていることを1文で返せば十分です。デート中のお金の話題の出し方は、婚活デートでのお金の切り出し方をまとめた記事でも扱っています。
私も会社員時代は年収1300万円ほどありましたが、高年収だから家計が安全かというと別の話でした。年収が高くなくても、貯蓄率が高い、固定費を下げる力がある、借金や支払いの遅れがないといった点で家計の安全性は示せます。年収だけがポイントではありません。
——代表・黒田晃生
よくある質問
Q1. 有配偶率と既婚率はどう違う?
有配偶率は、調査の時点で配偶者がいる人の割合です。離別や死別をした人は含まれないため、結婚した経験がある人の割合とは一致しません。この違いを押さえると、数字を厳しく読み違えずに済みます。
Q2. 生涯未婚率は今どのくらい?
生涯未婚率とは50歳時未婚割合のことで、国立社会保障・人口問題研究所『人口統計資料集(2026年版)』によると2020年は男性28.25%でした。45〜49歳と50〜54歳の未婚割合の平均で、50歳以降の結婚は含みません。
Q3. 結婚相談所で年収はどう確認される?
入会時に、収入証明書で確認されます。当相談所では、男性は源泉徴収票などの提出が必須です。数字を動かせないぶん、その年収でどう暮らすかを話せる準備が効いてきます。
あとがき
今回は「年収別の有配偶率から考える、30〜40代男性が今すべき判断」について解説しました。
- 年収別の有配偶率で見る30〜40代男性の現在地
- 経済力を見る女性が年収の奥で知りたい家計の安全性
- 今の年収のまま家計の見通しを1枚にまとめる手順
年収が高い層ほど結婚している人は多い一方、500万〜600万円台を超えると伸びは緩やかになり、年収だけでは説明できない部分が残ります。今の年収で描ける家計の見通しを1枚にまとめ、聞かれたら答えられるようにしておきましょう。
アークエンジェル婚活サポートでは、代表カウンセラーの黒田が伴走しています。男性向けの無料相談でお聞かせください。
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参考資料
- 労働政策研究・研修機構(JILPT) 資料シリーズNo.296『若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状④―令和4年版「就業構造基本調査」より―』図表1-3-1(2025年11月) 資料
- 国立社会保障・人口問題研究所 『人口統計資料集(2026年版)』表12-37 都道府県,性別50歳時未婚割合(2020年) 資料
- 国立社会保障・人口問題研究所 『第16回出生動向基本調査 結果の概要』図表3-2(2021年調査) 資料
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